これは、どうしてもサバを食べたくなってしまう話です。
私の経験では、お昼御飯を食べようという事になって、定食屋さんに向かう道中でこの話をすると、見事に100%の確率で「鯖」を注文してしまう話です。
一度、みなさんも試してみてください。
では、友人に話しているつもりで、そのお話を始めさせていただきます。
これは さば折り!
30兆円に手が届こうかとしていた外食産業界の売上も、1997年からずっと、下降を続けているそうやね。
ライフスタイルの変化、景気の低迷、少子高齢化とか、たくさんの要因もあるみたいやけど、コンビニの影響がやっぱり大きいらしいね。
昨年の外食産業の売上トップスリーが、マクドナルドさんの約4100億円、すかいらーくさんの約2800億円、ほっかほっか亭さんの約2000億円なんやろ?そやけど、3社を合わせても9000億円いかないのに、コンビニのセブンイレブンさん1社で、外食産業と競合するような商品を約1兆円も売り上げているんやって。そんでまた、そんな商品を、数社のコンビニだけで毎年、800億円位新規に開発して、新たに店頭に並ぶらしいわ。
そやけど、食べ物屋さんの強みは、出来たての物を熱々でお客様にお出しできることやろ?で、電子レンジで調理したら、味覚値の変わってしまう性質の食材に関しては、コンビニに対して、圧倒的な強みがあるみたいやねん。特に、お魚はその代表格で、鮭のお弁当はあっても、鯖のお弁当って、あまり見いひんやろ?それでやそうやで・・・。
日本で食べられてるサバの8割近くはノルウェー産のもので、脂肪分が27%くらいのったものが、日本人の口にあうそうやねん。9月の末ごろから10月にかけて巻網船でとれるんが、その、ちょうどええ具合の脂ののりぐあいだそうで、それを、日本の大手商社が買いに行かはって、それが、外食産業、コンビニ、食品スーパーなどに割り振られて販売されるんやって。もしそれを単独でノルウェーから購入しようとしたら、年間の売り上げが200億円近い、定食のチェーン店グループでも、高級寿司屋さんがサバをしいれてるんと、変わらないくらいの値段になってしまうそうやで。それで、結局はどこも商社から購入することになっているんやって!
船で冷凍されたサバは、そのほとんどの物が、コンテナの共同物流で、中国の加工場に運ばれるんやって。そこで、頭と内臓を取り除いてフィーレ(三枚おろし!)にされて、そのあとに、塩水に浸けてからまた冷凍して日本に届くという流れになるらしいねん。
塩水に浸ける時間とか、塩分ちゅうか塩加減については、各社それぞれの味覚値に基づいたこだわりがあるらしいけど、そこ以外は、どのサバもほとんど差の無いかわらん状態で、日本に着くみたいやねん。
マイナス18度に温度管理された冷凍輸送とか、内臓が取り除きやすいように、完全には解凍せんと、半解凍の状態で作業をしはる中国の加工場の人も、みんな日本人から同じような教育を受けたはるんやって!そんで、どのサバも2フローズン0.5解凍という状態で、日本に届くんやって。
ほとんど差の無い状態で届いた冷凍のサバやけど、そこからがお店の腕の見せ所らしいねん。
例えば、焼きサバやったら、たいがいは冷蔵解凍ていうて、冷蔵庫の中で24時間から36時間かけて解凍させて、それから焼くらしいねん。無理やり解凍したら、味覚が変わってしまうんやって。
普通はサラマンダーという機器で、ガスで焼くらしいけど、炭で焼いたほうが香りもつくし、日本人に好まれる味になるんやって。炭を使こたら温度調節が大変らしいけど、それが上手に出来るグリラーを備えたお店も出てきみたいやで。
それと、焼きサバいうたら、大根おろしやろ?大根おろしもいうたら「辛い!」いうのんが旨味な訳やけど、大根おろして時間がたったら、辛味って、トンでしまいよるんやって!ほんでまた、おろした瞬間はあんまり辛くないんやってな。大根をおろして2〜3分たったくらいでええ感じに辛くなっていきよるんやって・・・・・。
これ位、サバの話をし続けて、定食やさんに入ったら、もう、頭の中はサバでいっぱいで、100パーセントの確率で、サバを注文する
佐原
が出来上がっています。
これだけ話しても、サバを注文しない友人も多数いますが、その場合はたいてい、
・・・話、長いなー・・・!
と、言われます。